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Google Chrome OS (Chromium OS) レビュー [PC]

かねてからウワサされていた、Googleの新OSがついに公開となりました。

とりあえず、OSのインストール経験数ではそこそこのものだと自負しているワタクシ、早速導入してみましたよ~!
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とはいいつつも、最近は仮想PCイメージで公開してくれるので、元のOSが壊れるとかほとんどなくなったので楽ですけどね!

では、Chrome OSとはどんなOSか、解説していきましょう。
インストールは簡単

えー、もうアチコチで書かれているのでここでは省略!w
とりあえず、事前にVMWareのインストールと、イメージのダウンロードが必要です。詳細は窓の杜のこちらに詳しく書いてありますので、ご参考まで。。。

早速起動

と、いうわけでVMWareから、Chrome OSの起動です。
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スタート!・・・

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はやっ

ここまで、マジメに数秒。いや、気合いれて速いわ・・・
ここでは、gmailなどで使っているgoogleのアカウントを使ってログインします。ちなみに、好奇心からネットワーク接続を切った状態でログインしてみましたが、無事ログインできました。ここの認証は必ずしも Googleに問い合わせているわけでは無いみたいです。
(とはいえ、ネットワークが無いとほぼ役立たずなんですが・・・後述します)

ログインするとこんな感じ。

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そう、ブラウザのGoogle Chomeが全画面に表示されているだけ、なのです。

Chrome OSのアプリ・機能

では、Chrome OSで何ができるかを紐解いていきましょう。画面の左上、Windowsで言うと「Start」に相当しそうなボタン(アイコン)があります。これをクリックすると、次の画面になります。

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まぁ、簡単に言うとランチャーなのですが、Chrome OSで使えるアプリはここにリストされるようです。これらをよく見るとお気づきの方もいらっしゃると思いますが、Chrome OSのアプリは、「全てブラウザ上で動作するアプリ」なのです。逆に言えば、ブラウザで動かせないアプリケーションは動作しない、という事になります。

と、いうか、Chrome OSって、ブラウザしか動かせないんです!!!

ちなみに、ブラウザのChromeを全部閉じるとどうなるか。・・・また、ブラウザのChromeが強制的に立ち上がるんですw

ただ、一部ツールはポップアップで動かせます。

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これは、「Contacts」ですが、右下に画面が出てますね。ただ、これも見せ方だけの話で、アプリ自体はGoogle Talkです。今は使えていませんが、calendar、To-Doも結局はHTMLページみたい。

あ、そうそう、現時点で日本語は全く入力できません。キーボードマップも設定するところが見つからず。


アプリを動かすプラットフォーム=ブラウザ!! そしてクラウド。

初めは「なんてしょぼ・・・もとい、割り切ったOSなんだ!!」と思ったのですが、まぁ考えてみると、現在でも主なアプリケーションはほぼブラウザ上でも動いちゃうんですよね。表計算、ワード、動画、メール、メッセンジャーなどなど・・・逆に、「ブラウザじゃ絶対に出来ないアプリって何よ?」って考えても、そんなには浮かばない。特にFLASHも使えてしまう以上、ほとんどは確かに出来てしまいそう。

で、データもアプリも全部ブラウザ上。言い方を変えると、ネットワークの向こうに、全部ある。そう、つまりChrome OSは、クラウドに特化したOSなんだ、と。

で、どこまで徹底しているのかなぁ、と思って、オフラインで使ってみたんです。すると驚いたことに、上記のランチャー画面が表示されなくなってしまいました!!!!!
ちょっとこれは衝撃的でした。つまり、ネットワークに接続していないと、「ほぼ何もできない」OSなんですから。

将来的には、Chrome OSを搭載したPCが出てくると思いますが、ここでもネットワークは前提になるんでしょう。ただ、常時ネットワークが必須という制約のままで発売できるかどうか。さすがに、PC側のストレージにもアプリは置くと思うのですが、これが無かったらもう、呆れるを通り越して尊敬してしまうかもw
だって、本当にネットワークが無いとただの邪魔な箱ですから・・・


その他Chrome OSにできること

ぶっちゃけて、「ブラウザ専用OSです。」以上!なんですが、ほんの少しだけ、いじれる箇所がありましたw
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設定画面。タッチパネルの設定がある。やはりノートがメインプラットフォームなんでしょう。Androidのちょっと高級版?
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スクリプトデバッガ。開発者用。

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これは、タスクマネージャ。とはいっても現状、ブラウザしか走らせられないやん・・・
で、興味深いのが最下層にある言葉。「Stats for nerds」訳すと、「オタクのための状態表示」になるんですかねw

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要はプロセス一覧なのですが、面白いのが最上部。「ブラウザ」の欄に、「IEやFirefox、Safariがあればここに表示されるよ!」とある。
という事は、将来的に他のブラウザも載せるってこと??

でも、IEは無いだろう、さすがにw (Jokeでしょうねぇw)


あと、「Extension」などもまだ公開されていません。Google Gearsなど、いろいろ出てくると印象がかわるかもしれません。

というわけで、Chrome OSとは?

ここまでの評価版だけで論じるのは危険ですが、コンセプトはすんごい伝わってきます。
「ネットの向こうにアプリもデータも全て存在する、クラウド専用OS」。
まぁ、将来的にはクライアントでアプリを動かせるようにする「気配」も感じられなくはないですが、それは本流ではないのかな、と。

各種マスコミの論調は「Windows対抗」というものが多いですが、それはほぼ全くの間違いだと思っています。(現時点では。)どうみても「サブマシン」としての機能しか果たせていません。そういう意味で、まず狙ってくるのはネットブックだろうと思います。

値段次第では普及するのか・・・も?? ・・・ただね、個人的にはChrome OSって「まだ」触っても面白くないんですよ。

Twitterを例にとると、Windowsなら、Webでも使える、専用のクライアントもむちゃくちゃある、BOTだって自分で作れるw この多様性と自由度が魅力なわけです。

Chrome OSはそれに対して多様なアプリの提供はちょっとめんどくさい。(Proxy的なWebサイトを立ち上げるか?)
ただ、クライアントアプリの解禁も将来的に無いとも言い切れないので、それは待ってみたいと思いますが・・・

少なくとも、かなり斬新で思い切ったOSを出してきたことはよくわかりました。これが普及したらしたで面白い事にはなる予感がします。

とりあえず、生暖かい目で見守る事にしますw




タグ:OS Chrome
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